自分を「変えたい」 ・・・変わらなくても変わる方法がある。
私はいつも自分を「変えたい」「変わりたい」と思っています。
でも、現在の自分を否定的にみて「変りたい」と思っているわけではありません。
では、なぜ変わりたいと思っているのか・・・それは最後にお話しいたします。
もし、あなたが私と同じようにご自身の行動パターンや思考パターンを「変えたい」と思っているのでしたら、「自分が変わる」ということについて、一緒に考察してみましょう。
自分の行動パターンや思考パターンを「変えたい」と思うのは、そのパターンを嫌悪しているからでしょうか。
「ああ、また、やっちまった・・・いけないとはわかってるんだけどな」と思うことって誰にでもあるでしょうね。
自分がいやだと思っている行動パターンや思考パターンは、邪魔な奴だから取り除いて、新たなかっこいいパターンを身につけたいと思いますか?
いやだと思うものは除外したい・・・この気持ちは理解できます。
そして、取り除いただけでは、空きができてしまい何も行動できない状態になってしまいそうなので、この空きを埋めるために新たなパターンを身につける・・・これもわかります。
ところで、これ以外の方法がないのでしょうか?
新たなものを取り付けることには異論はないのですが、いやだと思っているパターンは、邪魔な奴だから取り除かなければならないのでしょうか?
どのような行動パターンであれ、思考パターンであれ、過去に身に付けたということはそのときは、何かの役に立ってくれたことがある…と捉えることもできそうに思いませんか?
いくら、今の自分が気に入らないパターンでも、もしかすると想像もつかないような非常時に役立ってくれるかもしれません。
置いておいても、荷物にはなりません。
だから「邪魔だから、取り除こう」と考えなくてもいいかもしれません。
これまでのパターンは温存しておいて、新しいパターンを増やすというアポローチはいかがでしょうか。
持ち駒が増えれば、「王手」をかけられたときも、切り抜ける可能性は広がります。
手持ちのカードが多くなれば、人のためにカードを切ってあげることもできそうです。
これまでのパターンは、携えたまま、これまでになかったパターンを取り付けることによって選択肢の幅が広がります。
これまでになかったパターンを使うときはあたかも自分が変わったように本人も相手も感じることでしょう。
冒頭で言った「いつも自分を『変えたい』『変わりたい』と思っている」と言うことに関してですが、このやり方だと変わることがすなわち「自分の幅を広げること」「自分を進化させること」だと思っているからです。
だから、私は今後も自分を「変えたい」「変わりたい」と考え続けることでしょう。